今回のShimaQの勝手にランキングは......
Jazz Album です
 '07/10/29
ホントにホントのベスト3!!
コレが最終回。ベスト3は奇しくも3枚ともサックス奏者となってしまった。
特にサックスが好き、特にこの3人が好きというわけでもないが、アルバムとして聴いた場合、こうなるのかなぁ、やっぱり。
この3枚に共通するのは、アルバム中のどの一曲をとっても、その曲が入っているだけで、ベスト10に入れるだけの名演奏だと言うこと。
そんな演奏が最初から最後まで聴けるんだから、 そりゃぁ、どれもスンゴイアルバムです。
あまり難解なのは入っていないので、これからジャズを!って方の参考になれば幸いです。

 '07/10/08
さぁいよいよベスト3!!
と思ったら「番外編」
引っ張りますねぇ....ってか?
前回のベスト30くらいを読み直してみると、ボサノバが多いですねぇ。まぁ、選んだのが時期的に“夏”ということもあるんでしょうね?
次回は必ず!必ず!!!(え"っ?誰も信じない?)

 '07/09/19
10位圏外をどーんと一気に!
同じアーチストの似たようなアルバムが重複しないように考慮したので、「何かの時、どうしても持って行きたいアルバム30枚」とは若干ずれますけど....
ホントのジャズキチからは、異論多数と思いますが、ジャズ初心者には参考になるかな?

 '07/09/07
さぁ、いよいよ、待ちに待った(誰が?)、“勝手にランキング”の更新再開です!
というより、このHP全体としても、何年ぶりの“更新”でしょう?
実は、前回ン年前に更新が途絶えた頃、実は次回のランキングの予定は、Jazz名盤で、少しずつ書きしたためていました。
積年の思いが遂に、遂に、あ〜〜〜ぁっ、遂にっ!(涙)






2 0 位 〜 3 0 位 く ら い      ただの思いつき?
Helen Merrill with Clifford Brown HAPPENINGS / Bobby Hutcherson 
Autumn Leaves / Manhattan Jazz Quintet DIPPIN' / Hank Mobley 
・In Concert-Carnegie Hall / George Benson Live Under The Sky / V.S.O.P. 
CIVILIZATION / Tony Williams MAX RROACH & CLIFFORD BROWN IN CONCERT 
TIME OUT / The Dave Brubeck Quartet The Scene Changes / Bud Powel


名盤といわれているけど....
  • バド・パウエルの芸術
  • 直立猿人
  • 生と死の幻想

  • ボクには理解できまっしぇ〜〜ん   解説も無し




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1. Art Pepper Meets The Rythem Section (as)
1957.1.19 録音
Red Garland(p)、Paul Chambers(b)、Philly Joe Jones(ds)

 夏になるとJAZZが聴きたくなる。特にかつて野外ジャズ・フェスティバルが盛んだった頃は、暑くなってくると、太陽の下、ジャズを聴きながら飲むビールの味が忘れられず、自然とジャズに耳が傾いたものだ。
JAZZを聞き初めの最初の夏、阿寒湖畔で住み込みアルバイトをした。そこにはいろんな奴が集まっていた(その中にあってはボクなんか最も平々凡々の影の薄い男だった)。その中の一人に札幌のジャズ喫茶の息子がいた。彼は当時あまりジャズを聴いていなかった様だが、それでもやはりジャズには詳しかった(10数年後、彼は「ジャズ喫茶のマスターが選ぶ名盤」という本を出版)。色々教わった。忙しい毎日だったが、働いた1ヶ月の間に1日だけ休みを貰った。近くの雌阿寒岳に登り、オンネトーという小さな湖に行き、湖畔に戻り昼休み中の女の子達と写真などを撮った後、近くのジャズ喫茶に向った。偶然このアルバムがかかっていた。それがこのレコードとの出会い。それから、何回聴いただろう。
 アート・ペッパーのサックスは女々しいと言われる。しかしボクはその“女々しさ”が好きだ。どんなに疲れている時でも、気分が滅入っている時でも、1曲目「You'd be so nice to come home to」のイントロのピアノを聴くと、心が安らぐ。CDプレーヤーを買った時、LPを持っていながら、最初にCDも買ったアルバム。
ちなみに、音が凄くイイ!!(らしい)
比聴:なし。Art Pepperは多くの名作を残している(「Return of Art Pepper」「Modern Art」等)。しかし、本アルバムがあまりに素晴らしすぎて、比べるのは酷。

2. Saxophone Colossus / Sonny Rolins(ts)
1956.6.22 録音
Tommy Flanagan (P)、Doug Watkins (B)、Max Roach (Ds)

言わずと知れた名盤中の名盤。
北海道に渡る直前の初春。土曜の深夜、FM東京の2時間枠のRolinsの特集。まだJAZZという音楽をほとんど聴いたことがなかった僕にとっては、衝撃的!…とはいかず、最初のうちは聞き流していた。最後のほうで最新作「Love at firstsight」を丸ごとかけていた。なじみのあるFusionっぽい音。しかし、それまで聞いてきたFusionとは明らかに違う。こりゃ、え〜なぁってことで、アルバムを探しに行く。
「Love at Firstsight」購入。その中の「Storoadroad」を気に入り、同曲の入った「Saxphon Crossas」購入。
ここでぶっ飛んだ。そりゃそうだ、初めて聴いたJazz Albumがこの名盤だ。一気にJAZZにのめり込む。5曲すべてが血沸き肉踊る名演!必聴!!!
ちなみに、その後暫くはRollinsを聞きまくる。

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3. Ballads / John Coltrane(ts)
1961.12〜62.11月 録音
McCoy Tyner(p)、Jimmy Garrison(b)、Reggie Workman(b)、Elvin Jones(ds)

Coltraneは名盤が多い(…と言われる)。しかしボクは「至上の愛」以降はどうも好きになれない。しかし、「Giant Step」や「My Favorite Things」等は結構聴く。あの豪快な吹きっ振りの裏に潜む“陰”は、骨太のRolinsの豪快さとは対照的だ。
しかし、そんなColtraneがポッと空いたエアーポケットにでも落ちたかの様に録音したこの「バラード」。暗い落ち着いたバーでグラスを傾けながら静かに聴くのにはピッタリ。
 何年か前、CDを買い直したが、ジャケットの背表紙がミスプリントで、よりによってあの「A LOVE SUPEREME」となっているのだけが気になる(ある意味貴重?)。
比聴:「Blue Train」「Giant Step」「My Favorite Things」 この「Ballads」とはひと味違った(本来の)Coltraneが聴ける。もっとバラードを!と言う向きには「Duke Ellington & John Coltrane」1曲目の「IN A SENTIMENTAL MOOD」なんか如何?...

4.THREE QUARTETS / Chick Corea(p)
1981.1&2月 録音
Michael Brecker (ts)、Eddie Gomez (b)、Steve Gadd (ds)

Chic Corea! 彼は非常に多くのジャンルに挑戦している。そして、その全てのジャンルで多くの名盤を残している。非常に多くの顔を持っているミュージシャン。このアルバムは「Return to Forever」後のフュージョンに傾倒していた頃に録音したモロ・ジャズ・アルバムである。
 ボクの考える、当時(70〜80年代)の最高のリズム・セクションは、60年代Mailesのバックを勤めていたHerbie Hancock(p)、Ron Carter(b)、Tony Williams(d)のトリオと、本アルバムに見るChick(p)、Eddie Gomez(b)、Steve Gadd(d)のトリオだと思っている。本アルバムではそのトリオにMichael Brecker(ts)を加えて、思いっきり暴れまわっている。
本アルバムを録る前に、同じトリオにJoe Farrellを加えて「Frends」と言うアルバムも残している。そちらは非常にリラックスした雰囲気でそれはそれでなかなか良く、好きなアルバムのひとつだか、本アルバムから伝わってくる緊迫感は素晴らしい
比聴:上述「Frends」 ガッド、ゴメス、コリアのリズムセクション健在!緊迫感のある演奏も素晴らしいが、リラックスした演奏も実に楽しい。

5.MILES SMILES / Miles DavesT(tr)
1966.10.24-25 録音
Wayne Shorter(ts)、Herbie Hancock(p)、Ron Carter(b)、Tony Williams(ds)
赤いジャケットの中で、マイルスが笑っている。
あのマイルスが笑っている。
笑っているマイルスのジャケットというのはこのアルバムだけではないだろうか?いや、ジャケット以外でも、笑っているマイルスの写真はほとんど見たことがない。
Milesとsmilesを引っかけた、ダジャレ感覚のタイトルとジャケットなんだろうけど、内容はまさにマイルスもニッコリするほどの上機嫌のできあがりだ。
当時(いや、それ以降も続く)最高のリズムセクションにウェイン・ショーターを加え、非常に斬新で、それでいて小気味よい、スカッとする演奏を聴かせてくれる。
特に、当時若干18才のトニーのドラミングがその斬新さを引っ張っている。
本当に、マイルスはアートブレーキーと並び、新人発掘の超天才!
比聴;コレが気に入ったら、同メンバーの「ESP」「ソーサラー」「ネフェルティティ」も聞くべし。

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6.MOANIN' / Art Blakey(ds) & Jazz Messenger
1958.10.30 録音
Lee Morgan(tp)、Benny Golson(ts)、Bobby Timmons(p)、Jymie Merritt(b)
 夏はJAZZ!! というイメージを決定付けたアルバム。特に日本ではビールのCMに使われたこともあって再ヒット!
 当然太陽の下、ビールをくらいながら、体を弾ませるのには絶好のアルバム。
 アート・ブレーキーは生前Mt.Fuji JazzFestivalにも何度か来ていて、夕暮れ時にほろ酔い気分で乗りに乗った「Bluse March」が忘れられない。
 「Jazzは暗くて難しいもの」と思っている人方は、これを聞いて踊り狂え!

7.EMPYREAN ISLES / Herbie Hancock(p)
1964.06.17 録音
Freddie Hubbard(cor)Ron Carter(b)、Tony Williams(ds)
 Blue Noteの大ヒットアルバム(だったらしい)。彼がBlue Noteに残したアルバムはどれも名盤として語り継がれている。「処女航海」「Speak Like a Child」等(これらも素晴らしい)。
しかし、このアルバムは名盤と言うより、聴いて“楽しい”アルバムである。Misiaや椎名林檎を聴く感覚で聴きましょう(そりゃ言い過ぎ!?)。

比聴:「Take off」 名曲「Water Melonman」は本アルバム「Cantaloupe Island」に通ずるものあり?

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8.MAIDEN VOYAGE * 処女航海 / Art Farmer(fh)
1984.4 録音
佐藤光彦(p)、Ron Cartar(b)、Jack De Johnette(ds)、他ストリングス多数
 確か初めて買ったCD。それまで、カセットでしか持っていなかったアルバムの中で早々とCD化がされたので早速買ったもの。
当時のCDは高かったなぁ(3,800円!)。解説文には“CDというもの”の説明ばっかり。
CDというものを世に知らしめる企画なのか、有名曲がずら〜〜〜り。しかも、ストリングスを入れて。そんなわけで(?)、世の中的には余り認められてないアルバムみたい。
オリジナルの「Blue Bossa」は名曲&名演奏であるが、ここでのファーマーの演奏も上々!アートファーマーって顔だけ見るとちょい悪オヤジ(というか、モロやくざ!→)だけど、美しい音楽を奏でちゃいます。実は、初めて聴いた「Blue Bossa」が、本アルバム中のもの。やっぱ、「Blue Bossa」はすげぇや!
比聴:「Modern Art」ジャケットは恐いが、音色は優しく、楽しい。本来のトランペットでの演奏。バックはBil Evans(p)、Benny Golson(ts)と陰陽好対照なのがおもしろい。

9.Kind of Blue / Miles Daves(tr)
1959.3.2 / 4.22 録音
Cannonball Adderley(as)、Bill Evans(p)、Wynton Kelly(p)、Jimmy Cobb(ds)、Paul Chambers(b)
マイルスのアルバムは、どれも名盤だが、人に勧めるとしたら、やはりコレになるかなぁ。
やはり、このメンバーならこうなる、といった感じの緊張感。特にビルエバンスが美しい(尤も、マイルスはそれが気に入らないらしく、自らこのアルバムを駄作と言っているらしいが....まっ、確かにハプニングやユーモアは期待できないが)。
ちょっと言葉では表しにくいね。

比聴;この時期なら、「Round Midnight」「MILESTONES」この辺もお薦め。

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10.Now He Sings,Now He Sobs / Chick Corea(p)
1968.3 録音
miroslav vitous (b)、roy haynes (ds)
またまた、Chick Corea!
ただ、ただ、瑞々しい! 美しい!
後のリターン・トゥ・フォーエヴァーへと続くかの様なロマンティズムに満ち溢れたアルバム。
メンバーはその後も何度となくレコーディングしているトリオ。チックはゴメス、ガッドとやっている時とは全く別の顔のように思える。
ホーンを加えるならゴメス、ガッドとのトリオ、トリオでやるならビトウス(ミロスロフ・ビトウス:言いにくい!)、ヘインズのトリオ!(なんて思ってるのはボクだけだろうか?)
比聴:「Trio Music」同じメンバーで、81年に再会した3人の2枚組(その後も86年にはライブも)。かなり聞き応えあり。こちらは、気合い入れて聴け!

11.essential BLUE the classic of Horace Silver (p)
1952〜79 録音
ジャケットに“compilation by Jazztronik”とデカデカと書いてある。Compilateって編集のことですよね?編集者がこんなにデカデカと書いてある。編集=選曲って誰でも出来るよね。ボクなんか、数え上げたら...(勿論自分用ですが)
つまり、BEST盤。この軟弱者っ!と怒られそうだが、何年も散々探した「The Sophisticated Hippie」はこのアルバムでしかまず聞けない。おまけに大好きな「ニカの夢」(上記「Art Farmar/処女航海」のも名演)[Song For My Father」も入ってる。
Art Blakeyと立ち上げたThe Jazz Messengerを追い出された格好(詳しくはよく知らないが)のSilverだけど、作曲者としてはTheronius Monkと並ぶほど、名曲を輩出している。 ちなみに「The Sophisticated Hippie」は洋楽ランキング4位の「Hip Hop Jazz」の中の1曲。この曲、Duke Elintonの「Sophisticated Lady」に引っかけてるんだろうけど、原曲(Silver 'N Brassってアルバムに入ってる)が聴きたくて、散々探したのだけど、見つからず、このCDを見つけた時は、飛び上がりましたね。

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12.PAGE ONE / Joe Henderson (ts)
1963.6.3 録音
McCoy Tyner (p),Kenny Dorham (tr),Butch Warren (b),Pete La Roca (ds)
これはJoe Hendersonのリーダー・アルバムだが、なんつったって、メインはケニー・ドーハム!ケニー作曲の「Blue Bossa」は超名曲。「静かなるケニー」の有名曲「蓮の花」を聞くならこっちを聞け!間違いなくケニーのNo.1曲。この1曲が聴きたくて、CDを買ってしまったようなモノ。う〜ん素晴らしい。他にも、「Recade Me」など、ボサノバチックな名曲を満喫できる。

13.Bags Groove / Miles Daves (tp)
1954.12.24、6.29 録音
Milt Jackson(vb),Thelonious Monk(p on A),Percy Heath(b),Kenny Clarke(ds),Sonny Rollins(ts on B),Horace Silver(p on B)
表題曲でMilesがソロをとっている時、バックでピアノを弾く(あの渡辺満里奈の好きな)Monkに「俺の後ろで変な音を出すな!」なんて言ったもんだから(これはかなり誇張されていて、実際は打ち合わせの時、バックはMilt Jacksonに任せるようなことを言ったらしい)、スタジオは最悪のムードに…。このセッションは「喧嘩セッション」として有名で、この日録音された、「The Man I Love」では、ソロを取る順番が、かなり“変”になってるらしい。このセッション以来、マイルスとモンクは共演していないと聞く。
 スピーカーからはその雰囲気がピリピリと伝わってくる。曲の良し悪し、演奏の良し悪しは二の次(勿論それらも素晴らしいんだが…)。その緊迫感を楽しむのもJazzの醍醐味? まるで、デッドボール後の乱闘にはらはらするような物。これって、Jazzの聴き方としては邪道?まあ、音楽の聴き方に正道も邪道もない。特にJazzに関しては・・・。どう?
比聴;「The Man I Love」の入った「Miles Davis And The Modern Jazz Giantst」。実はまだ聴いてない。近い内にも聴いてみたいのだが...

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14.Portrait in Jazz / Bill Evans (p)
1959.12.28 録音
Scott LaFaro (b),Paul Motian (ds)
薄暗いJAZZ喫茶の片隅で、足を組み上半身を斜めにしながら物思いにふけり(傍から見ていると寝ているんではと…)、じっと聴きいる。まさにそんなアルバム。しかし、単に“暗い”というわけではない。美しいという形容がぴったりのアルバム。MILESのバンドでまさに腕を磨いたEVANSの力量発揮というところか。特に、「Kind of Blue」にも入っている、本アルバムでは共同作曲者としてもEVANSが名を連ねている「Blue in Green」が美しい。このアルバムは「Swing Jarnal」誌の“う〜ん最高”のポーズで聴くべし。
比聴:「ワルツ・フォー・デヴィー」他、スコットラファロとのトリオはどれもイイ(らしい、あんまり聴いてないんで)

15.Bossa Nova Soul Samba / Ike Quebec (ts)
1962.11.5 録音
Kenny Burrell(g),Wendell Marshall(b),Willie Bobo(ds),Garvin Masseaux(chekere)
実は、ほんのつい最近買ったアルバム。ボクの場合、バックメンバーを見てアルバムを選ぶことがよくあり(おそらく、そういうJazz Fanは非常に多いと思う)、メンバーが余り知らない、あるいは好きでないアルバムとは遠ざかってしまう。
これまで、Ike Quebecとは接点がなく、聴くチャンスもなかったのだが、Jazzファンのサイトを回っていると、時々見かける名前。そこで、サイトでの視聴やオムニバス盤で彼の演奏を聴いてみると、なかなかエエで!
実際買って、アルバム全体聴いてみると、こりゃエエで!!なんてったって、タイトルに、ボサノヴァにソウルと来て、サンバまで付いてんだから...   ん?

16〜20.Fontessa / MJQ
1956.1.22,&2.14 録音
John Lewis (p),Milt Jackson (vib),Percy Heath (b),Connie Kay (ds)
MJQといえば、やっぱり初っ端の「DJANG」か?半世紀後の「ラストコンサート」か?
 中期には本アルバムに「ピラミッド」「コンコルド」を加えて「なんたら三部作」と言われていた気がするが、3枚のうちで一番目立たないのが本アルバム。でもボクはこれが一番好き。特に表題曲のなんとも言えぬ雰囲気が良い。ジャケットも。
チコ・ハミルトンほどではないかも知れませんが、かなりクラシックよりなので、“楽しいジャズ”を求めている方には不向きでしょうね。
ちなみに、デビュー盤(?)のジャンゴもイイですがね。ラストコンサートは一度聴いたっきりですね。

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16〜20.奇妙な果実 / Billy Holiday (vo)
1939.4.20, 1944.3.25, 4.1, &4.8 録音
Eddie Haywood Orchestra etc
ボーカルアルバムというのは、正直余り聞かないのだが、ちょっと試しに買ってみた。
結構イイ。但し、ポップスでもニューミュージックでもクラシックでも、うまい歌が好きな人は、絶対聴いてはダメ!別に下手な訳じゃないけど、ジャズの場合、少なくともこの人の場合、上手いとか下手とかはどうでもいい話。問題は個性、味。
このアルバムは、都会の高層マンション(億ション)の最上階なんぞで聴いてはいけません。願わくば、場末の飲み屋のざわついた中で、隅の方で一人グラスを傾けながら(なんていうボクはそんな聴き方したこと無いけど)...

16〜20.Jazz at massey hall / Chrlie Parker (as)
1953.5 録音
Dizzy Gillespie(tr), Charlie Parker(as), Bud Powel(p), Charlie Mingus(b), Max Roach(ds)
ジャズを聴き始めに買った、当時買ったアルバムの中では一番古い録音のものだったと思う。
このアルバムの推薦部分は“熱気”
とにかく、みんなラリってる連中ばかり(ミンガスとガレスビーは健康)。ジャズメンは薬に悩まされ、引退復帰を繰り返すプレーヤーも多い。やはり、正気より、狂気の状態の方がいい音が生まれるのか?

16〜20.Lupin The Therd Jazz / 大野雄二 (p)
1999.10.21発売
鈴木良雄(b), 村田憲一郎(ds), guest:4名
ルパンIII好き、ルパン音楽好き、ジャズ好きのボクが聴かずにはおれない、大野雄二のルパンジャズ。
大野雄二はこの後も、ルパンIIIの曲やルパンのイメージのスタンダード曲を入れたジャズアルバムをたくさん出しているが、ルパンIIIの代表曲を集めたこのアルバムが、ルパン好きには一番かな。

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16〜20.Full House / Wes Montgomery (g)
1962.6.25 録音
Johnny Griffin (ts), Wynton Kelly (p), Paul Chambers (p), Jimmy Cobb (ds)
オクターブ奏法とかで、なにやら難しいことを書かれているモンゴメリーだけど、このアルバムはとにかく乗りがいい。
テナーのジョニーグリフィンの貢献大!?ただただモンゴメリーのギターを聴かせるアルバムと言うより、とにかくジャズを、ジャズの楽しさを聴かせるアルバム。難しいこと無用。とにかく聴いて楽しめ!!

21〜30くらい.Helen Merrill with Clifford Brown / 
1954.12.22, &12.24 録音
Helen Merrill (vo),Clifford Brown (tr), Jimmy Jones (p), Milt Hinton,Oscar Pettiford (b), Osie Johnson,Bobby Donaldson (ds), Barry Galbraith (g),and others
日本では「Hellen Merrillと言えばこのアルバム」と言われ過ぎて、ファンからは他のアルバムが過小評価されていると不満が出るほどのアルバム。ここでの「You'd be so nice come home to」は数ある「You'd 〜」の中でも秀逸!他の曲もグーッ!ここでのClifford Brownも素晴らしい。

21〜30くらい.HAPPENINGS / Bobby Hutcherson (vib)
1966.2.8 録音
Herbie Hancock(p), Bob Cranshaw(b), Joe Chambers(ds)
色んなジャズメンが、ハービー・ハンコックの処女航海を演奏している。だいたいが、こういう場合、オリジナルを越えることはなかなかない。でも、このボビー・ハッチャーソンの処女航海はイイ!ピアノがハンコックということもあるだろうけど....ヴァイブといえば、ミルト・ジャクソンという方も、ご試聴あれ。

21〜30くらい.Autumn Leaves / Manhattan Jazz Quintet
1985.3.3 録音
Lew Soloff(tp), George Young(ts), David Matthews(p), Charnett Moffett(b), Steve Gadd(ds)
もうひとつのMJQ!?(なんていってるのはボクだけ?)
フュージョン全盛の80年代に、フュージョンの申し子達(?)が集まって、往年のジャズ名曲を、フォービートでやりまくる。Manhattan J Qの中で、特にこのアルバムがいい、というわけではないが、どれも甲乙つけがたい逸作ばかり。これから、ジャズを聴こう!なんて方にはちょうどいいかも....演奏曲も有名曲ばかりだし
ちなみに、Lew Soloff(Tp)とDavid Matthews(P)以外、特にdsとbのリズム陣は、入れ替わり立ち替わり、出たり入ったりで、何と今もグループは存続しているらしい。

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21〜30くらい.DIPPIN' / Hank Mobley (ts)
1965.6.18 録音
Lee Morgan(tp), Harold Mabern JR(p), Larry Ridley(b), Billy Higgins(ds)
Recado Bossa Novaに尽きる!まぁ、何とも気持ちのイイ人気曲。ジャズファンでなくても、聴いたことのある人も多いはず。
と、済ませたい所だけど、他の曲もなかなか....The Break Throughなんかは、何の変哲もない曲だけど、ストレートアヘッドなノリはまさに、Lee MorganとのM&Mコンビの真骨頂!

21〜30くらい.In Concert-Carnegie Hall / George Benson (g)
1975.1.11 録音
Hubert Laws (fl), Ronnie Foster (key), Wayne Dockery/Will Lee (b), Marvin Chappell/Steve Gadd/Andy Newmark (ds), Ray Armando/Johnny Griggs (perc) and、strings
フュージョンの申し子ジョージベンソン。ここでは、かなりカッコイイJazz(?)を聴かせてくれる。TAKE FIVEのイントロ部分がカッコイイ。
翌年CTIからワーナーに移籍して、ブリージン発売、、そしてギブ・ミー・ザーナイトで一気にフージョンの頂点に上り詰める。

21〜30くらい.Live Under The Sky / V.S.O.P.
1979.7.26 録音
Wayne Shorter (ts,ss), Freddie Hubbard (tr), Herbie Hancock (p), Ron Carter (b), Tony Williams (ds)
60年代Mils QuintetのMilesの代わりにFreddieが入った、Very Special Onetime Performance、伝説のライブ。Live Under The Skyには何度か行ったことはあるけれど、このライブがあったのはボクがジャズにはまる直前の79年。ん〜〜〜残念。
Jazz Albumを色々聴いてると、名盤と呼ばれるものの中に、しばし“Miles Davesのリズムセクションをバックに”と言うのに出くわす。勿論、別の年代の別のメンバーなんだけど、つくづく、Milsのバックでやる連中ってのは、凄いなと思う。逆にColtraneなんかは当初「あんなへたくそ入れて、Milesは何考えてんだ?」なんて酷評されたらしいけど、Milesの新人発掘の才能は凄い!!と痛感!

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21〜30くらい.CIVILIZATION / Tony Williams (ds)
1986.1.24-26 録音
Wallace Roney(tp), Bill Pierce(ss, ts), Mulgrew Miller(p), Charnette Moffett(b)
ボクの聴くジャズアルバムというと、ほとんどが“以前”のもの。'50年代、'60年代、新しくて'70年代ってのが、ほとんどだけど、コレはまさに、当時のリアルタイムで聴いていたアルバム。
Tony Williamsといえば、マイルス・クインテットにいた頃の「SPRING」が思い浮かぶけど、もろフリージャズで、何やってるんだかさっぱり。でもこのアルバムは、かなり明快!(ちょっと、というかやはりあの頃のネフェルティティなんかにどこか似ている)。
ちなみに、bのCharnette Moffettは、アルバムも買ったし、斑尾ジャズフェスティバル('89)に来た時には、Tシャツにサインして貰ったぞい。感激〜〜〜っ!

21〜30くらい.MAX RROACH & CLIFFORD BROWN IN CONCERT / 
1954.8.30, 4月某日?
Harold Land(ts), Richie Powell(p), George Morrow(b), Teddy Edwards(ts), Carl Perkins(p), George Breadsaw(b)
Clifford Brown!最近お気に入りのトランペッターである。この企画(?)をまとめるに当たって、何枚かJazz Albumを聞き直した。その中にCliford Brown がリーダー作となっているのは、Hellen Merril との作とこの作品のみ。しかし、お気に入りのAlbumの中には彼が入っているものがあり、改めて聴くと、素晴らしい。今後、彼のAlbumを買いあさろうと画策してるけど、現段階で、リーダー作として持っているのはこれだけなんで....
ちなみに、1曲目「JOR-DO」は「ちょい悪オヤジ・ジローラモ」のテーマ曲?

21〜30くらい.TIME OUT / The Dave Brubeck Quartet
1959.6.25, 7.1, 8.18 録音
Dave Brubeck(p), Paul Desmond(ts), Eugene Wright(b), Joe Morello(ds)
TAKE FIVEに尽きる。一時、BMWのCMにTAKE FIVE(別演奏者による新禄)が使われ、BMWのディーラーに行くと、そのCDをもらえた。それを中心に色んなTAKE FIVEを集めたことがあった。Dave Brubeckはその後、TAKE TENというのをやったけど、イマイチだったなぁ

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21〜30くらい.The Scene Changes / Bud Powel (p)
1958.12.29 録音
Paul Chambers(b), Art Taylor (ds)
正直、バドパウエルは難しくて、よくわからん!。どこまでがテーマで、どこがアドリブ?でも、冒頭の「クレオパトラの夢」だけは、超明快(バド・パウエルらしくない?)!超有名曲で、ジャズを聴かない人でも、TVとかで聴いたことがあるはず。チョーカッコイイ1曲。この曲だけで、ランキング(ギリギリ)入賞!

〜番外編〜
THE AMAZING SHOICHI YUI
油井正一油井正一2小山清これは実は非売品。
ブルーノートクラブのおまけで、ジャズ評論家の故 油井正一が、DJしながらブルーノートの名曲を紹介するというもの。アナログ(レコード)時代にプロモーション用として制作されたものを、CD化し再度おまけとして配布したもの。 タイトルとジャケットはは「THE AMAZING BUD POWEL Vol.1」に引っかけたもの、ちなみにVol.2のジャケットはCOOL STRUTIN'のパロディ。小山清まで...
別に名盤って訳じゃないけど....

BLUE NOTE NONSTOP 60 TRAX
BLUE NOTE NONSTOP 60 TRAXクラシックもジャズも、ベスト盤、大流行である。
BLUENOTEのベスト盤も出ている。このCDはBluenoteの名曲を1分〜1分半いいとこ取り、タイトル通りノンストップで60曲、しかもお値段はまさかの1,000円。
余り聞かないアーティストのアルバムを買う時に、これで試聴(?)して買うか否かを決めるのにちょうどいい。
初心者の方なんかは、Jazzのレーベルでは一番有名なBluenote、さてどれから聞こうかと迷った時なぞ、非常に参考になると思う。でも、まだ発売中かは"?"
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by ShimaQ
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☆如何でしたか? 今回のShimaQの勝手にランキング Jazz 編は? ベスト3? 次回のお楽しみ!☆